2010年12月10日金曜日

寝たきりになりそうな症例

80代女性の方、当院には大正生まれの方が2人みえます。針治療を10年位続けてきた方と、最近来院された方を比較してみますと、大分状態が違います。日常の生活のしやすさは、10年位針治療されて来た方のほうが、動きも良く、人の手を借りなくても生活されています。やはり針治療を定期的に続けている人は、動きが違います。鍼によって直接神経に刺激していますから、神経が若いと思われます。最近来院された方は、杖で来院されます。日常生活もだんだん辛くなっています。主訴はベルトラインがスースーする。気持ちが悪く辛いそうです。1回目は肝臓と脾臓が強いタイプとして、肺臓を補いました。通常の刺激で強すぎてよく判らず。2回目は慎重に検査しました。脾臓が強いことは確認。脾臓と心臓と肺臓は除きます。肝臓か腎臓がターゲット臓器です。罠は肝臓に仕掛けました。反応ありました。この方は腎臓と脾臓が強いタイプです。治療は肝臓を補いました。治療後すぐに歩けなくなったと電話がありました。この方は肝臓が強いタイプでした。肝臓がもっと強くなれば、寝たきりとなります。一刻も早く肝臓の強いのを弱くして、肺臓を底上げするのが治療です。

0 件のコメント:

コメントを投稿