2011年7月17日日曜日

痙性斜頸について

60代男性の方、6年前に、クリニックにて痙性斜頸と診断される。右上方向に頭が引っ張られて、さらに、震えもありました。ボツリヌス菌の注射を8回行う。まったく変わらず。3年前より当院に通院される。床屋さんに行くと嫌がられるそうです。頭が震えて、頭が右上に引っ張られているので、やりにくいそうです。同級生のところで、1万円出して髪を切っているそうです。歯医者さんでも、断られるそうです。震えていると、治療しにくいからです。半年前から急激に良くなったそうです。現在、ほとんど正常に戻られる。首が元に戻る時が辛いそうです。どうやって、生活したらいいのか苦しむそうです。この治療も難しい治療の1つです。刺激が多いと、酷くなります。少ない刺激から始めないといけません。酷くなったり、変化がないと、針治療を止められます。どうやって続けてもらうかが決め手になります。ただ、時間をかければ、必ず良くなります。根気がある方は、一度針治療をお試しください。この方は、脾臓のみ強いタイプで治療は腎臓を補いました。

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